豪腕バンカー復活

郵政民営化で発足する持ち株会社日本郵政」の社長に三井住友銀行の前頭取の西川義文氏が起用されることとなった.旧財閥の壁を超え旧住友銀行と旧さくら銀行の合併を成功させ,全銀協の会長を2期にわたり務めた銀行業界の顔の復活に正直驚いた.小泉首相竹中総務相の後押しも受けて,公社になっても手付かずだった郵便貯金の改革にメスを入れてくれるだろう.また郵貯を核に再び金融再編の嵐が吹き荒れるだろう.

懸念としては,西川氏が「リスクもとらないといけない」と発言している点だろうか.国債中心の運用から中小企業融資や個人向けローンなどを通じた運用に移行することを指しているのだろうが.今の全メガバンクの預金額を足し合わせたよりも大きな預金残高を誇る郵便貯金銀行の預金がリスクにさらされることは,日本経済自体がリスクにさらされることを意味するわけで,その点を懸念している.西川氏には規模拡大よりも郵政ネットワークの維持に必要な収益性の確保を着実に行うことに期待したい.


なにやら,はてなダイアリー市民になったみたいなのでさっそくキーワードの追加をしてみようかな.いままで日記を書いてきて,ないのが不思議に思ったキーワードを書いてみましょうかね〜
でも研究室でははてなダイアリーのキーワードを使った実験が盛んなので,あまり大学ネタを書いていると日記の所在がばれてしまうのだが・・・ まあ既に研究室やサークルの一部の人にはバレてるぽいのであまり気にしなくていいかなw