NHK人員削減とか,政局とか

NHKが大規模な人員削減するとの記事が週刊ダイヤモンドから発信されました.技術職を中心に削減するとのことです.
先日,就活で某公共放送のある子会社に行ったとき,面接で「このまま受信料の支払い拒否が続いて我が社に仕事が来なくなったらどうする?」と聞かれ答えることができなかったことがありましたが,今思うとそのことが現実になったのかな?という感じです.(ちなみに子会社の社員という立場では何もできないな,と内心思ったのですがそんなことはもちろん言えず・・・)

NHK放送法という枠内でのみでしか事業拡大できないため,受信料以外の収入で賄うということが難しい事業体です.とはいえ,子会社を使った副収入はまだ拡大の余地があり,たとえばソフトウェアの販売事業などではまだまだ事業拡大の余地があります.BSで放送されたアニメーションなどのコンテンツは約1年後に地上波で再放送されます.しかし,このタイムラグにより,そのアニメーションの人気が上がったときにDVDやCDなどを効果的に売ることができていません.NHKはその電波を使ってDVDなどのコンテンツの販売を宣伝告知することができないため,その番組の人気が上がったそのタイミングでDVDなどの関連グッズを売り出すのが効果的です.しかし,地上波との二段構成のために,番組の人気の山が二段に分散し,関連グッズの投入の効果的タイミングを失ってしまっていると言えます.これはアニメーションに限った話ではなく,そのほかのドキュメンタリーや教育関連の映像ソフトでも同様のことが言えると思います.
NHKは放送コンテンツの制作レベルという点ではまったく問題ないと思いますが,そのプロモーションに失敗し,回収できるはずの制作費の一部を逸してしまっていると感じます.

またNHKはプロモーションにおいてタイミングと場所がズレていると感じることは他にもあり,アニメーション関連のイベントにおいてNHKの関連会社がドキュメンタリーの宣伝をしているのを見たことがあります.特定の興味をもった人が集まっている集団に別のものを売り込んでいくのは難しいものがあると思います.そのイベントの週から新しい番組が始まるという週だったので,その番組の告知に力を入れるべきところだったと思います.あることに興味のある人に対してその分野の商品を紹介することで事業成功している例はたとえばamazonなど多くありますが,NHKはそういった基本的なところでプロモーションに問題があり,せっかくの優良な放送コンテンツがあるのに多くの人々がそれに触れるチャンスを逸していると感じています.私は結局,放送とは縁のない分野から内定をもらったので今後関わることはないと思いますが,折角の放送コンテンツを生かす取り組みをすすめて貰いたいものです.


最近やっていること

  • ひたすら来月1日のゼミの資料作り,進捗率30%
  • 来週火曜日にプレ発表らしい・・・
  • 明日は飲み会らしい
  • 間に合うのかな・・・

どうでもいいけど

  • 最近ガンダムSEED DESTINYをみていると,デュランダル議長と小泉総理がダブって見えるのですが・・・.ネットで「デュランダル議長 小泉」でGoogleで検索するといろいろと同じように見ている人が多いんだなと感じます.
  • 私はたぶん古い自民党支持者なんでしょう.55年体制という事実上の一党支配を行っている政党の中で,派閥という小政党の競い合いでこの国の民主政治は成り立ってきたと思っています.この小政党同士が競い合うことでこの国は60年もの間,政変による体制の劇的変化や大きな戦争に巻き込まれずにやってこれたのだと思います.小選挙区になり,この小政党は解体せざるを得なくなり,民主党という政党と一騎打ちをせざるをえなくなりました.もし,ここで小泉自民党が勝つとこれまでの小政党の集合体でうまくいってきた自民党とは異なり,小泉さんの周りにはイエスマンだけが集い,単色のデュランダル政党となってしまうでしょう.これでは彼の思うがままの世界となってしまうのではないでしょうか.確かに多様性を認めることは改革のスピードを鈍らせてしまうでしょう.ですがこれまでの自民党のように多様性を認めてきたから改革のスピードはコントロールされ,国民はそれに付いていくことができ,長期政権を維持できたのではないでしょうか?こんなことを考えている私は,小泉総理に言わせればやっぱり古い”抵抗勢力”なのでしょうね.